弁護士吉田正毅が共著者として執筆した『新旧徹底比較!! 決定版 新しい広大地評価の実務』が、株式会社ぎょうせいから発刊されました。
平成30年1月1日より、広大地の評価が廃止され、地積規模の大きな宅地の評価が新設されます。この改正は、最近の土地等の相続税評価における最も注目すべき改正と言われています。
広大地の評価は、減額率の高さと適用要件の難しさから、資産税の中で税務当局と納税者との間で最も紛争となることが多いと言われています。そのため、広大地の評価を取り扱った書籍も多く出版されています。しかし、広大地の評価に関する書籍は、架空事例を用いて解説したものが多く、国税不服審判所の裁決例や裁判所の裁判例にフォーカスをあてたものはあまり多くありませんでした。
本書では、広大地の評価に関する裁決例や裁判例を要件ごとに法令解釈、事実認定、あてはめに整理し、検討しています。
地積規模の大きな宅地の評価についても、国税庁から公表された通達解説や評価明細書の新様式や適用要件チェックリストを基に実務での使いやすさを重視するとともにし、広大地の評価と比較検討し、裁判例や裁決例を基に今後も論点となりうるポイントを整理しています。
上記の書籍では、多くの情報を引用していますが、ページ数の関係上、その全部を引用することはできませんでした。そのため、ニュースレター「『新旧徹底比較!! 決定版 新しい広大地評価の実務』について 弁護士 吉田正毅」において、インターネットで閲覧できる引用元のリンクをまとめましたので、適宜参照していただければと思います。
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